地域の未来をともに創る、挑戦のエコシステム
プログラムの目的
人口減少、都市部への流出、商店の減少が進む一方で、地域にはいまだ活かしきれていない壮大な資源と魅力が眠っています。
本プログラムは、
「地域に新たなチャレンジを生み出し、新たな価値と魅力を創造する」
ことを目的に、町内外の人々が協働しながらプロジェクトを立ち上げ、商品・サービス・体験などのモノ・コト事業の開発を通して地域の可能性を広げていく取り組みです。
プログラムの前提
- 人口減少・商店減少など地域経済の縮小が拍車をかけている
- 豊かな森林資源や人の魅力がまだ活用しきれていない
- 個々の小さなチャレンジが芽生え始めている一方でそれを支える仕組みは不十分
- 町外・移住者・出身者など、町との距離にかかわらず多様な立場の人が関われる仕組みづくり
- 外部企業や個人が協賛・共創できるオープンな枠組み
プログラム概要
「やりたい」を形にする。
地域共創プログラムは、地域で挑戦したい人が集まり、知恵と力を持ち寄って実現するプロジェクトです。
- 3ヶ月サイクルで企画開発からテストマーケティング、商品化までアイデアを形にしていく仕組み
- 食・ものづくり・体験・企画など幅広いテーマを対象とする
- オンライン・オフラインでも参加可能
- やりたい人がやると決めて仲間と動くスタイルでプロジェクトの実施に対する審査なし
- 成果物は町内外の店舗、ECサイトでテストマーケティングを実施してから商品化、ふるさと納税の返礼品として提案も可能
目指す未来
- 新しいチャレンジが連続して生まれる町
- 挑戦者を支える人がいる地域コミュニティ
- 子どもたちに無数の選択肢がある未来
- 町の枠を越え、全国・世界から仲間が集まる社会
主な取り組み
- 地域共創プログラムの運営・伴走支援
- 地域資源を活かした商品・体験プロデュース
- チャレンジャーの育成と支援
- PR/マーケティング力の強化
- 地域EC・ふるさと納税連携
挑戦を続けるための仕組みづくりと支援体制の構築。
食・体験・製品などを“地域の魅力”として編集し、新たな価値を創出する。
やりたい人が挑戦を継続できる環境を整備する。
町内事業者と連携し、発信力・ブランド力を高める。営業や販路拡大の連携。
挑戦の成果を町の販路拡大に接続。
商品開発〜商品化までのステップ
このプロジェクトの商品開発は、スピーディーに進めて早く試すこと、修正を繰り返すこと、そしてプロジェクトの成果として経済的なリターンよりも社会課題の解決や、そもそもの個人としての「やりたいこと」の実現を大切にします。
フェーズ | 内容 | 期間目安 |
① 商品企画 | 地域資産をもとにアイデア収集。独自性と地域資産の活用、課題解決を重視する。 | 約2週間 |
② 商品開発 | 実現可能なアイデアを選定し、開発。主体性重視。 実際の開発には実践経験のあるメンバーや事業者からのサポートを得ることができます。 協賛事業者から開発に必要なサポートを得ることができます。 | 約3週間 |
③ テストマーケティング | 店舗販売、クラウドファンディング等でテストマーケティングを実施して検証・改善。 検証の結果を元に商品化に進めるかどうかを決めます。 | 約4週間 |
④ 商品化 | 本格生産・販売へ。ふるさと納税連携も。 | 約3週間 |
⑤ グロース | 資金調達・販路拡大・継続開発支援。 | 継続 |
プロジェクト推進の仕組み
- 民間主体の運営体制:行政に依存せず、自律的な仕組みづくりへ
- 町内空き店舗や施設を活用:拠点再生と実践の場づくり
- オープンな情報共有:活動ログ・アーカイブを公開
- 他地域との合同ピッチイベント:新たな仲間や協賛を呼び込む
例えばこんなプロジェクト例
- 森林資源を活用した体験プログラム
- 森歩き・木工・アロマ抽出体験など、森と暮らしをつなぐツアー。
- おからを活用したスイーツ商品化
- 地元豆腐屋の副産物を新たな価値に変える循環型スイーツ。
- 地域材×鉄工のBTO家具ブランド
- 地域木材と鉄工技術を組み合わせた受注生産家具をEC展開。
参加要件
- 定例会・分科会にオンラインまたはオフラインで参加可能
- 参加できなくてもアーカイブでプロジェクトの過程を知ることも可能
- 居住地・所属は不問
- 当プロジェクトの参加者への営業や勧誘などの行為は禁止します
- 「やりたい」という気持ちを持つすべての人が対象
組織のあり方
- 中央集権ではなく分散型の共創コミュニティ
- プロジェクトごとに参加者を集めて推進体制を作る
- アイデアとノウハウを持ち寄り、知を共有・蓄積
- 地域共創の取り組みを進める他の地域も含めて情報を共有します
- チームで挑むことで、負担分散と発想の拡張
- 個人にかかるリスクや負担を最大限になくしてチームでの推進体制を作る
- 短期間での実践を通じ、失敗を恐れず改善する文化を醸成
- とにかく動くこと進めることを重視し、さらに改善を続けます
このプロジェクトで組織化する機能
- 地域共創プロジェクト事務局
- 本プログラム推進に必要な企画と推進
- 地域や事業者の枠を超えた地域共創のための仕組みづくり推進
- 地域共創プロジェクトに取り組む他の地域との連携
- 協賛事業者や企業、個人との連携推進
- PRマーケティング分科会
- 本プログラムと個別のプロジェクトのPRとマーケティング推進
- 食のプロジェクト分科会
- 飲食や食料品の生産および販売に関わるプロジェクトの推進
- モノづくりプロジェクト分科会
- モノづくりに関わるプロジェクトの推進
- コトづくりプロジェクト分科会
- ツアーやアクティビティなどに関わるプロジェクトの推進
- 仕組みづくりプロジェクト分科会
- 地域課題を解決する仕組みづくりに関わるプロジェクトの推進